◆物部神道と茶道 日本武尊の茶会のご紹介 後編

前回の続きです。

床飾りで見逃しがちなのがこちらの画像。

2019瑠須庵茶会⑤

赤色矢印の垂撥(すいはつ)です。捶撥とは、花籠をかけたり、掛軸の高さを調節するものです。


主に竹や金属製のものがありますが、今回の寄付き飾りでは一つあれば事足りる捶撥を計三つ掛けています。


ゴマ竹の捶撥は軸を掛けるために用いましたが、赤矢印のものは捶撥としては使っていません。


しかし床に掛けたのは意味があります。


この二つの捶撥は伊勢神宮の古材で作成されたものです。


その出自から捶撥を御神木、依代と見立てて二柱の神様と表現致しました。


茶会のテーマである日本武尊の二人の奥様、向かって左が弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)、右が美夜受比売命(みやすひめのみこと)です。


花入に目を移すと・・・

IMG_5588.jpg

妙なものが活けてあります。通常は花ですが、花は一つもありません。あるのは枯草の束です。


花入はかむすさぶ雰囲気の常滑焼の鮫肌です。


枯草は、日本武尊が駿河で火攻めにあったという故事に因んでいます。火攻めに会いましたが、叔母の倭比売命(やまとひめのみこと)から託された天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)で草を薙ぎ、事無きをえました。


以後、天叢雲剣は草薙剣と言われるようになります。熱田神宮の御神器です。
 
 
枯草があるということは、このような飾りもあります。

2019瑠須庵茶会①


火打石ですね。


他にも床飾りはありますが、割愛させて頂きます。

さて、この寄付き飾りからの本席の道具ですが、こちらがメインとなります。


ブログでのご紹介はここまでですが、4月6日からの店内催事にて特別公開致します。


どうぞお気軽にお越し下さいませ。


※紅葉屋呉服店2019年度企画展はこちらまで



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もみじ

Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

お着物のことなら何でもご相談下さいませ。

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