◆紳士物 黒紋付

M様より男物の着物のご注文を承りました。ありがとうございます。

寸法の関係で、通常の男物の反物より広幅なサイズの白生地を探しました。黒の紋付をということで京都にて染めることになりました。


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二反あるのは、着物と羽織と両方用意するためです。黒を染める場合、単純に黒一色では良い黒色は染まりません。


どういうことかと言うと、黒色とは全く関係ない色を最初に染めるのです。

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上の画像は紅下染めと言われる物です。これに黒色を掛けるのです。


紅下以外にもこんな色もあります。

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藍下染めです。

 
他の色を染めることにより、上に黒色を掛けた時に、より黒く染まるのです。
 
 
IMG_5619.jpg
 
 
今回のご注文では紅下染めで黒を染めました。画像よりも実物はもっと黒いです。大変綺麗な黒染です。

 
紅葉屋では着物のお手入れという手軽なことから、こういった手の込んだご依頼まで承っております。

着物に関することでしたら何なりとおっしゃって下さいませ。


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◆長襦袢

長襦袢のご用命を承りました。ありがとうございます。

桜の花びらの地模様になっていますが、分かり難くてすいません。

これは写真を撮るのが今一つなので申し訳ないです。

長襦袢4

紅葉屋では、お客様のご要望の中で色々なご提案を致します。

気軽に声をかけて下さいませ。


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◆紳士色紋付

紳士物の色紋付着物を承りました。

紋が五つの着物と羽織です。

あらかじめ染まった反物の中には好みの色が無かったので、白生地(染まってない白い反物)を探し染めることになりました。

紳士もの白生地①

これから色は決めます。

羽織と着物なので二反必要になります。

紳士もの白生地②

白生地は正絹、国産の丹後ちりめんです。

しっかりした良い生地です。

紅葉屋では良い品をなるべくお値打ちになるようにご提案しております。


お客様のご要望に合わせながら、またその中で当店流にアドバイスしがてらお勧めさせて頂きます。

染め替え、仕立て直しなども承っております。



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◆長襦袢

長襦袢のご注文を頂きました。

着物の下に着るものが長襦袢です。

価格、素材、色々とご用意し、こちらの長襦袢をお求め頂きました。

ありがとうございます。

長襦袢1

渋過ぎず、派手過ぎずの大変品の良い長襦袢です。国産の生地、染めとなっています。


長襦袢2

桜と矢絣の文様です。

矢絣部分を拡大します。絞りに見えますが、染めで絞りを表現してあります。染め疋田(ひった)と呼ばれるものです。

長襦袢3


一つ一つ見ていくと、ボカシ染めなども見受けられます。大変手の込んだ長襦袢です。


当店では長襦袢も扱っております。


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着物と桜

「日本の花と言えば?」と聞かれれば桜をイメージする人も多いのではないだろうか?

今回は桜について、もっと言えば日本における桜の文様について考えてみた。

古くから日本人に愛されてきた桜。歴史的に見れば奈良時代の万葉集の中に、既に桜の歌は詠まれている。しかし、この時代はまだ桜より梅が好まれていたようだ。前述の万葉集では桜より圧倒的に梅を詠んだものが多い。

これが平安時代の古今和歌集になると、梅と桜の立場は逆転し、圧倒的に桜を詠んだ歌が増え始める。

これは奈良時代に好まれた文化が中国の模倣であったものが、平安になり(遣唐使の廃止が契機)だんだんと自国で文化が育てられるようになったことが関係している。

古くから日本人に愛されてきた桜だが、桜の文様が着物に現れるのは桃山時代になってからだ。調べてみて知ったが意外に遅いと思った。これは桜のもつ雰囲気が、全体で掴まないと困難であったからだろう。

清少納言は枕草子で、「絵に描きおとりするもの なでしこ 菖蒲 桜 物語にめでたしといひたる男・女のかたち」と述べている。

ようするに絵に描くと実物より劣るのが、なでしこ 菖蒲 桜 物語では立派と言われる男や女の容貌という意味だ。

言われてみれば、桜の幹、枝、そして密集した美しい花を、前例を知らない状態で絵や文様で表現せよというのはカメラもない時代では難しいと思う。

桃山時代になり、染織物に現れた桜は、桜の木全体ではなく花弁の部分に着目し、花自体を俯瞰したかのような一つの図形としてアレンジし取り入れるようになった。

当時の能装束にそれは見受けられるが、自然の姿の桜ではないため、それほど季節感は感じられない。桃山時代の職人の自由さを感じる美しい文様だ。

能装束

 
これが江戸時代になり、だんだんと現代に近づくにつれ、着物に用いられる桜の柄は、より自然の姿に近いものとして描かれるようになった。
 
よく、桜の文様の着物はその時期しか着れないのでは?と聞かれることがあるが、これは半分正解、半分不正解だと思う。

描かれた桜がより写実的な場合は、季節を感じてしまうので春しか着れないと思うが、桃山時代のように桜の花弁に着目し、その他の文様としてアレンジしてあれば、もう季節感は関係なくなると思う。


もう少し分かり易く言えば、花弁だけなのか、あるいは花弁プラス枝や幹なのかで、季節感が出るかどうかが決まるということです。

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プロフィール

もみじ

Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

お着物のことなら何でもご相談下さいませ。

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