◆肘掛の直し

推定江戸時代の古い肘掛。

専用の木箱に入っていました。この箱も古い物です。

今回は、この古い肘掛を使えるようにしたいと依頼を受けました。

時代劇でしか見たことなかったので興味津々です。


肘掛1

見たところ、木製漆塗の部分は何ともありません。時代を考えれば良いコンディションです。

しかし、肘を乗せる部分の裂地は劣化が激しいです。

肘掛2

飾りとしての置物ならともかく、使うとなれば張り替えるしかないです。

この当時は中の綿を最初に和紙で包んでいたようです。

中まで裂地を使うのはもったいなかったのでしょう。


肘掛5

裂地は正絹(絹100%)の名物裂を使用しました。色や柄はお任せだったので、オリジナルの裂地を意識しながら格調あるものを探しました。龍文をあしらった宗悟緞子系の名物裂です。

肘掛3

こちらが完成したもの。

肘掛4

綺麗に張り替えられています。実際のものはもう少し濃い色です。


肘掛6


剥がされた元の古裂。これはこれで取っておかれても良いでしょう。

当店ではこんなことも承っております。

見積無料です。


※紅葉屋呉服店はこちら

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Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

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