◆振袖

来年ご成人されるお客様より振袖のご用命を承りました。

寛文振袖①

画像は売約済みの御振袖。お仕立てが出来ましたので納めさせて頂きました。ありがとうございます。

なかなか迫力のある振袖です。

この振袖、日本の着物史において各時代の良いとこどりをしている一枚です。



例えば色の使い方。黒に近いこげ茶と派手過ぎないエンジ色の染め分けとなっています。

これは桃山時代にあった染め分けの小袖に由来します。

桃山小袖

上の画像は桃山時代の物。こげ茶部分に金の縫い箔があります。これを振袖の場合はこげ茶部分に金彩を施してあります。

そして江戸期にあった桜の総柄の小袖がこちら。

桜小袖

この花びらに葉っぱをあしらった桜の柄を現代風にアレンジしてあります。

そして鶴が群れで飛んでいます。

寛文振袖②

これは群鶴文という文様。

群鶴図

尾形光琳で有名な琳派の絵などに見て取れます。


このように一言で古典と云われる着物には、実はオリジナル、参考になった作品が存在します。そのままでは中々難しい柄を、一枚の着物として修正し、職人さんが染めます。


今回ご縁のあった御振袖は、総柄に近い迫力あるものです。

人によって何をもって美しい、凄いというのは違いますが、紅葉屋では、紅葉屋の基準で美しいと思う着物をご提案します。

今ある帯を活かした着物選び、今ある着物を活かした帯選びなども承ります。



※紅葉屋呉服店はこちら







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Tag:文化財復元小袖(当店の着物)  comment:0 

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もみじ

Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

お着物のことなら何でもご相談下さいませ。

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