◆伊万里に見る不思議 第四回 

古伊万里の皿、御神酒徳利に見る謎の玉。

当初、これは何だろ?分からんなぁ・・・と思いましたが,、このブログの同テーマ3回目にて、一応の決着がついたかなと見ておりましたが、どうにも一つ不可解なことが残りました。


それは前回、謎の玉の4例目で紹介したこちらのお皿。菊の図柄です。

切支丹伊万里菊皿②


参考例で過去ブログに出した古伊万里皿は亀と恵比寿。

まずは恵比寿様の足元を見てみましょう。そこには水面下に石(玉)が一つあります。

恵比寿伊万里①

恵比寿伊万里部分

亀の方はと言えば・・・

亀の伊万里

やはり水面下に石一つです。

亀の伊万里部分

水面下の石は、異界からやってくる神(先祖神含む)の依り代だとすれば、菊の方はその依り代が3つあることになります。何故これだけ三つあるのでしょうか?

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ここまで丁寧に画くことの出来る人物による謎の石が3個。
 
もうこれは凡ミスではなく「3」でなければならない理屈があるのでは?と思えてきました。

この菊の皿だけ他の2枚とは、何か違うものがあるような気がしてきました。まだ何か隠されている・・・。

そう思った時、少し距離を置いて全体の様子を眺めてみました。

すると・・・
 
「あっ! もしかしてこれは十字架が隠れているのでは!?」

と気付きました。


この菊図から縦のラインと横のラインが見て取れたのです。


切支丹伊万里菊皿①

この古伊万里が作られていた幕末から明治頃は、まだ徳川政権による切支丹の弾圧がありました。

公に十字架は画けません。しかしこの図柄の菊からは切支丹であれば十字架を瞑想できるのではと思ったのです。


仮にこの菊図の古伊万里皿が切支丹の意匠が取り込まれたものであるならば、水面下の石が三つあるのも理解できます。

キリスト教には三位一体という考え方があります。

即ち、父(デウス)と子(キリスト)と精霊です。


切支丹の教え、考え方が含まれた絵皿であれば、この中の意匠には全て意味があると言う事です。


見方が変われば見える物も変わるのが世の常です。


更に調べてみて、まさかの結論が出てまいりましたが、それは次回にて考察致します。


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