◆振袖のお手入れ

振袖のお手入れをご用命頂きました。ありがとうございます。


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昔、当店で染めた別誂えの振袖で、それを娘さんの成人式で着るとのことで、本番前にお手入れをしました。

何回か来て、そのままお手入れをせず箪笥に入れっぱなしになっているようでした。

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汗のシミで黄色くかなり広範囲でシミがありましたが、しみ抜き後は目立った個所は全て綺麗にとれました。

汗染みは、着た後は分かり難いですが、時間が経過すると現れます。今回のケースは随分長い間しまいっぱなしでしたので、ちょっと取れないかなと思いましたが、綺麗になってよかったです。


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長襦袢は忘れていたようでしたので、こちらも一度出して見ることをお勧めしました。


親子二代で同じ振袖を着る場合、あるから安心と考えていると、いざ出して見たら汚れが・・・という事はよくあります。成人式がせまっていると慌てますので、なるべく早めに現状確認した方が良いです。


着物に関するご相談は紅葉屋まで

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◆黒留袖のお手入れ

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黒留袖のお手入れをご用命頂きました。ありがとうございます。

結論を言いますと、今回は何も手を加えることはしませんでした。


おそらく着用後、何年も、かなり長い年数をそのまま手入れせず箪笥にて保管したのでしょう。

かなり広範囲でカビが拡がっておりました。

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赤矢印の辺り、茶色い汚れがそれです。

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黒留袖には他の着物と違い、裏地の他に比翼というものが付いています。通常着物は下に長襦袢と言うものを来ますが、比翼とは長襦袢と着物の間に、もう一枚来ているように見せる為の白い布のことです。


今回のケースは表に出来たカビが裏まで通り、比翼にもカビ汚れがありました。

なかなか良い柄の着物なので、何とか綺麗にしたいですが、この場合はかなり大変な作業をしないとならなくなります。

全体的に色焼けもしているので、一度ばらして柄を糊ふせし、もう一度黒を掛けないとなりません。


そうなると仕立て代も発生します。丸洗いやカビ取りも必要でしょう。


計算すると結構な金額になりますので、お客様と相談し、今回は見送ることになりました。


思い入れのある着物は大切になさって欲しいですが、着物は手入れ保管もそれなりにしないと、良い状態を維持したまま次の代に持ち越すことは難しいです。これを読んで気になる方は、一度ご自身の着物の状態を見てみては如何でしょうか?


こういった相談も出来ますので、何か聞きたいことなどありましたら、気軽に声をかけて下さいませ。


紅葉屋呉服店はこちらまで



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◆黒留袖のお手入れ

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黒留袖のしみ抜きをご用命頂きました。ありがとうございます。娘さんの結婚式で着用したとのこと。


前回着られてから数年が経過し、おそらくその時にお手入れをせずにしまった状態だったのでしょう。今回の結婚式では汚されていない、古い濃い汚れがありました。比翼の部分です。


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濃いしみは殆ど分からなくなりました。併せて衿に汚れがありましたのでこれも綺麗にしました。


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おそらく源氏絵巻から引用された柄です。

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品の良い黒留袖ですね。


黒留袖はがれ

お預かりする際、お客様から「花弁が取れ掛かっているので直して欲しい」とのことでしたが、剥がれかけた個所を直す際、糊付けする為に一度剥がれかけた花弁を切り取りましたが、剥がれた原因が分かりました。

赤矢印のような花弁が、赤円個所にありましたが、切り取ってみたその下地は黒色ではなく、金糸が織り込まれていました。金の織の柄の一部だったところに糊(黒色)を施し、花弁を画いたのでしょう。
 
ところどころ金糸が見えます。


この場合、また糊をおいてもまた剥がれてくる可能性が高いです。特に目立たない所ですので、このままにしました。お客様が触って剥がれたのではなく、経年劣化と思われます。


他店購入のお着物でもお手入れします。気軽にご相談くださいませ。


紅葉屋呉服店はこちらまで




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◆祝い着 ひも取付

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宮参りに使う祝い着です。

今回は紐の取り付けをご用命頂きました。ありがとうございます。

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結び紐が外されていたので取り付けました。


御依頼者のお子さんが生まれた時に来た祝い着です。そのお子さんが結婚し、お孫さんが生まれたので、世代を越えて使うことになりました。お孫さんからすれば、自分のお母さんが着た祝い着ということですね。素晴らしいことだと思います。良いことを重ねる訳ですから。
 
 
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取り付けると言ってもただ縫う訳ではありません。

結び紐を取り付ける為の縫い方というものがあります。


ひし形と三角形を組み合わせたような縫い目になります。鶴型もあります。


おめでたとか、一種の厄除けを象徴する文様かと思われます。菱形は菱餅にもあるように、古来から魔除けの意味もあるとか。


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長襦袢にも紐を付けました。

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女の子の場合は結び目が表に、男の子の場合は裏になるようです。


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本来、宮参り(赤ちゃんを連れてのお参り)の祝い着は、袖の袂は画像のように縫いません。今回のケースは、七五三で来たそうなので、おそらく三歳のお参りの時に袖の袂を縫ったのでしょう。


宮参りの時の祝い着は、何故袖を縫わないのか?


それは袖を縫わないことで、手を入れやすくする為です。


その手は誰の手か?


それは子供を守ってくれる神様の手です。


現在ほど医療が発達していない時代は、子供がうまく育たず亡くなってしまうこともありました。


3歳過ぎれば親の責任、それまでは神様に守ってもらいという考え方がありました。


袖を縫わずにいるのは、小さなうちにもし子供に何かあったら、神様の手で引っ張り上げてもらうためなのです。


今回は、もう縫ってありましたので、何れ七五三で使うことを考え、そのままにしました。


紅葉屋ではこんな注文も承っております。







 

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◆色留袖のお手入れ

色留袖のお手入れを賜りました。ありがとうございます。

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当店で以前ご用意頂いたお着物です。慶長小袖をイメージ・復元した色留袖になります。

慶長時代は豊臣秀吉の最晩年から徳川家康が天下を取るまでの、およそ20年間にあたります。

絢爛豪華な小袖(着物の昔の言い方)は桃山時代に現れますが、その流れを引き継いだ慶長小袖も美しい着物です。


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衿と・・・

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袖口をしみ抜きしました。

上手に汚さないように着て頂いたので、手を入れたのはこの二か所の身です。


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いやしかし良い柄ですね。当店の文化財復元小袖になります。

飽きの来ない色留袖で、お客様も大変気に入って頂いております。


お着物のご相談は、何なりとおっしゃって下さいませ。



紅葉屋呉服店はこちらまで


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プロフィール

もみじ

Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

お着物のことなら何でもご相談下さいませ。

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