~主に着物に関する独り言~

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もみじ

Author:もみじ
名古屋市西区で着物屋を営んでいます。
主に着物(仕事)を通じた独り言です。

お着物のことなら何でもご相談下さいませ。

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◆色無地着物のお手入れ

色無地のお手入れを承りました。ありがとうございます。青海波という地紋になっています。こういう文様ですね。海の波を表す文様です。日本は島国であるので海は身近なものでした。「日本の文様(源流社)」によれば、大海原を表現する模様として古くから使用されており、群馬県佐波郡出土の女子形埴輪の上着にへら書きで付けられており、この形象は既に4,5世紀の頃から用いられたそうです。京都の東寺に伝わる、弘法大師が身に着...
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◆小紋染め仕立て

白生地の染め、仕立てをご用命頂きました。ありがとうございます。お客様が、最近知り合いから貰ったという白生地を染めました。管理が良くなかったからか、かなり黄変しておりました。はっきり言うと、状態としてはかなり悪かったです。このように白生地の状態によっては、染める着物の種類が絞られる場合があります。あまりにも白生地の黄変が広範囲に亘っている場合、色無地(柄の無い着物)は向きません。染むらになるからです...
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◆小紋

珍しい天蚕糸(てんさんし)の白生地を小紋に染め、仕立をご用命頂きました。ありがとうございます。天蚕糸白生地とは、自然の中に生息しているお蚕さんで、緑色の繭です。長野の方で最初に養殖を始めたそうです。この白生地は珍しい天蚕糸の白生地のことです。現在では入手困難で大変貴重なものです。生地の風合い、性質をよく読み、これはという小紋を染めました。山吹茶草花山河図小紋です。最近染めたものですが、古色仕上げの...
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◆白生地を染める

別誂えの注文をご用命頂きました。ありがとうございます。別誂えとは白生地(何も染まっていない白い反物)を京都で着物に染めることです。別誂えの染めは、呉服屋さんの店頭でよく目にする着物の柄とは異なるものを扱っております。今回は大島の紬の白生地をお預かりしました。ペルシャ草花文更紗です。小紋ですね。小紋はお洒落着物ですので、一番楽しめるかと思います。白生地を染める場合、反物も種類が多々あります。その織り...
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